「いじめ」に思うこと =逃げて逃げて逃げればいい=
ご訪問ありがとうございます。
かえで です。
新元号が発表されましたね。
あぁ、昭和・平成・令和と三元号を生きていくことになるのか~。
歴史的な積み重ねを感じ、ちょっと化石になった気持ちになりました(笑)
そんな新元号の発表前のニュースでいじめで娘さんを亡くされたご家族に、学校側が一部は認めるものの後は確認できなかったと報告したとありました。
なんぞや、それ。
これからという若い命が他人の醜悪な干渉で絶たれてると言う事実にそんな回答ですか。
てか、いじめ自殺の学校側の対応ってだいたい判を押したような流れですよね。
知らなかった、気づかなかった、注意した、うんちゃらかんちゃら。
いや、いじめられてた子は 死んでますから。
言い訳は結構。
先生、おたくさんにこどもがいて、いじめでもし自殺するようなことがあって、真相を知りたいのに学校側がそんな対応して来たら、「あぁ、仕方ないよな」「先生の言い分、同じ仕事してるしわかるわかるぅ~~」って思えるんかいっていっつも思う。
そりゃ、生きていく中で多かれ少なかれ他人との衝突で気まずくなったり、いじめの片鱗に触れることはそうそう避けては通れないと思っています。
私も実際いじめられましたしね~。
中学生のとき。
おおむねその記憶には蓋をしてますが、いじめ自殺のニュースを聞くと記憶の蓋がじんわり隙間を作ってきます。
ちょっと気に入らなければ相手を叩いて自分の優位を確認し満足する。
あーー、思い出すとムカつくわ。
今はムカつくですが、やっぱり当時は辛かったですね。
私の場合は部活仲間が急によそよそしくなり、無視が始まりました。
中3のときです。
私が部室に入ると会話が止まる。
聞こえないようにひそひそ言われる。
団体競技でレギュラーだったので無視は試合運びにも影響が出ます。
しかも味方なのに審判に分からないようにみぞおちに肘鉄食らわされたり突き飛ばされたり。
机の中にはビリビリに破かれたプリント。
「かえでは無視しなよ~」と部活と関係ない子に言ってるのが聞こえてくる。
廊下を歩いてたら「ばーーーかw」「死ねっ!」って言われる。
いじめの度合い的にどうなんだろ。
これくらいはまだまだ甘い方かな。
未だによく分かりません。
他にいじめられてた子はトイレの個室で上からホースで水掛けられたとか言ってたな。
「いじめの度合い」なんて書いてしまいましたが、当事者が追い詰められたならそれがどんなことであろうと「度合い」で測れるものではありませんよね。
いじめ内容がどうであれ、やられてるほうはほんと辛いしどんどん疲弊していく。
私も理由が分からず、
なにが悪かったんだろう?
言ってくれれば改善するのに。
なんて自分が悪いことをしたからいじめられているんだって思ってました。
正直「死ねば楽になるかなー」って思ったことも。
どうやったら死ねる?なんて思って、カッターナイフを手首にあててみたことも。
(これは絶対死ねないやと思って傷さえつけずに断念しました)
そんな私の変化に親が気づいてくれまして、やっといじめられているって話すことができました。
私の話を聞いた親は「そうか」と。
そして私は「学校に行きたくない」と。
そのとき父は「学校、行きたくなかったら行かんでええ。」と言ってくれました。
私はいじめられる場所から逃げたのです。
行かなきゃいじめられませんからね。
そんな状況からは
逃げて逃げて逃げればいい。
なんでわざわざいじめられる敵地にぼっちでやられに行かなきゃなんないのか。
でもいじめられてるときってその発想すら湧かなかったですね。
こころが疲弊しているときはまともな思考が働いてなかったなと今なら思えます。
幸いなことに私は親が気づいてくれて、話をすることができました。
それだけでこころが軽くなりました。
そしていじめられる場所に行かなくていいと言ってもらえました。
逃げることを認めてもらえたのです。
学校には行きなさい、と言われると思っていただけに父が「行かんでええ」と言ってくれたのは正直意外だったんですけど。
(父は教師をしてたんで)
思春期、自分の身に降りかかったことを第三者に話することは恥ずかしいとか嫌だと思う気持ちは分かります。
でもひとりで抱え込んでいても解決できないことだってたくさんあります。
助けを求めることや逃げることでそれ以上傷つかなくて済むことだってあるんです。
自らの命を絶つことだけはしてほしくない。
その辛い状況が一生続くわけじゃないんです。
いじめからは逃げて逃げて逃げればいい。
学校で過ごす時間なんて長い人生のほんのちょっと時間です。
そこから先の人生の方がずっとずっと長いのです。
クソみたいないじめ側の人間のせいで人生を諦めるなんて絶対して欲しくありません。
私は逃げている時間にそれに気づいて心を立て直しました。
その話はまた明日に。
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